2010年7月13日火曜日

applimを終えて


どーも、細川です。
好きなステッグマイヤーは、リサ・ステッグマイヤーです。


どうやら僕は、すごいものに巻き込まれていたようです。
applim。

スタッフとしてこの団体に関わった僕は、終始、自らをリサ・ステッグマイヤーと名乗り続けてきました。
理由は、自己紹介を強要された際に、ふと「リサ・ステッグマイヤー」という言葉が脳裏に浮かんだからであり、それ以上でもそれ以下でもありません。
たぶん一部のスタッフの中には、いまだに僕の本名が本当にリサ・ステッグマイヤーだと思っている人もいるはずです。

(ちなみにGoogle日本語入力は、今みたいにリサ・ステッグマイヤーを短時間に何回も打つときに便利ですね。2回目以降、「りさ」+TABキーで一発です。速い)


前置きが長くなりましたが、そのapplim、7/10に、決勝レセプションが行われました。

当日の様子はCNET Japanに詳しく載せてもらってます。

他にも、もうみなさんがいろんなところに書いていただいているので(applim公式ブログにまとめてあります)、開催報告はそちらに譲り、ここでは僕が個人的に感じたことなどを中心に書きます。


結果から言うと、何と、僕の誘いで参加してくれた矢ノ目くんのチームが賞金30万円を持っていきました!

矢ノ目ってのはこいつで、



この写真は始まる前に撮ったのですが、このときは二人ともまさかそうなるとは思ってなかったなー。
ちなみに左に映っているのは、リサ・ステッ


思い返せば矢ノ目とか、去年までほとんど話したことなかったのに、今年の正月に新年早々男二人で自由が丘のスイーツフォレストに行くっていうネタをやった仲。
そのときに「今年はまじで頑張る」的なことを真面目に言っていたのを覚えてて、それをふと思い出して、「んじゃあ頑張れよ」って、このコンテストに誘ってみたのでし た。

僕は僕で何でapplimスタッフになったのかというと、就職活動が終わって気が抜けた瞬間に、就活中に仲良くしてもらった友達(横国のランドマークタワー)に誘われたんですよね。
結構早い段階から関われて立ち上げからずっと近くで見てこれて、本当に貴重なことを学んで、本当に貴重な人に出会いました。


で、思うこと。
やっぱり、動かないとだめです。

結局動くか動かないかの差でしかないことが、この世の中には多過ぎます。

だいたい、「あのとき動いてよかったー」ってことばっかです。
「あのとき動いてなくてよかったー」ってのは、ない。
「あのとき動いてなくてよかったー」ってのは、もはや日本語の文法的におかしい。
それぐらい、ない。

だって動いたときの結果知らないのに動いたときより優れてたなんて言えないでしょう。

動かなかったときの結果は知ってる。デフォルト。デフォルトが結果。
でも動いたときの結果はわからない。動いたってことは、自分次第で変えられたってことだから。

仮に、「applim参加しませんでしたー。Ustで見てたらapplim失敗してましたー」ってことが起きたとしよう。
それは果たして、「動いてなくてよかったー」でしょうか?違います。
動いたら、自分が変えていたかもしれない。自分が成功させていたかもしれない。
だから、動いていないことは、正当化できないんです。

僕も他のスタッフも矢ノ目をはじめとする参加者も、たぶん、すんごい軽いノリで、重いことをやり始めたと思うんです。
ちょっと動いたのがきっかけで始まったけど、実はすんげー重いぞ、みたいな。

でも、重いからこそ、力が出るんです。

それが、「動」くってことだと思います。

自分が動くことは、周りを動かすこと。
周りが動くとことは、自分を動かすこと。

ひとたび動けば責任が付いてきて、責任が付いてきたら動かざるを得ない。

だから自分が動けば、自分は動き続けられる。
それが、軽いノリで重いことを始める理由です。

例え自分に力がないとしましょう。何なら、久々に物理の話をしましょう。

ma=Fで、F=0だとしましょう。Fは力です。力がないんです。自分には力がない。
そうすると、mがいくつであろうと、a=0。つまり、加速度はない。

つまり、力が0の場合、止まっているものは、いつまで経っても動かないんです。

ただそれは、最初から止まっている物の話。

最初に少し動いてみせればいいんです。
自分に力があろうがなかろうが。

ma=Fなんて、時間で積分したらmv=Ft+Cでしょ。Cは積分定数で初速度。
この状態で、F=0だったとしても、v(速度)は0じゃないんですよ。
v=C/mです。

それが重ければ重いほど(mが大きければ大きいほど)、vは小さい、つまり、遅いかもしれません。
でも、それは確かに動いていて、動き続けているのです。
最初にCさえあれば。

自分の力なんて、加速度ぐらいしか決めないんです。
加速度なんて0でいいんです。

加速度は0でも、速度があれば、そんなもんは、動き続ける。
ゆっくりであれども、動き続ける。

大事なのは、積分定数のCです。
「最初のちょっとした動き」です。

去年、僕がシンガポールに発つ前夜、実家のおばあちゃんに電話したとき言われた言葉は「ビタミンC摂らなあかんで」でした。

数ある栄養素の中で、とりわけビタミンCを摂取するように指示が出るとは思いもしませんでしたが、僕はその言葉を胸にシンガポールでトロピカルフルーツを食べ漁りました。
(※トロピカルフルーツにビタミンCが含まれるかは不明)

今、ようやく、その言葉の意味がわかった気がします。
Cが大事。長いのに、こんなオチでごめん。


でも、真剣に、本当に真剣に、そんなことを考えた3か月間でした。
貴重な経験をさせてもらって、ありがとうございました。


さて、そんなapplim決勝レセプションはどんな感じだったのかというと、当日のことは他にもたくさん書かれていますし、何ならUstreamで見れますので、ざーっと写真で紹介しますと、



開場前の会場はこんな感じでしたね。
今回は会場も今までにも増して豪華。



僕は、この審査員が揃ったのを見たとき、グッときました。
何の実績もない学生たちが3か月で、こんなすごい人達を横一列に並ばせたんだ!と思いましたね。
この6人を横一列に並べるのは、ドミノを1000枚横一列に並べるのと同じぐらい、難しかったはず。
(そしてドミノみたいに、途中でアーッってなったことも何度かあったはず)


そして準優勝チーム、優勝チーム。



準優勝は、BKBKR。
彼らは関西から参戦してくれました。

実は来年から同じ会社の同期。
川合くんと河井くん。


そして、



優勝チーム。YASASHIYA。
左から、八重樫くん、矢ノ目くん。

最後の矢ノ目の声の震えるコメントに、こっちが泣きそうになりました。
本当に、やってよかった。



何度も講演、そして決勝では審査員をしていただいた赤羽さんに、「ホームランを打たないなら協力しない」と言われて始まった、applim。
そこから必死にもがいて、ランニングホームランでも良いからと思って、スタッフみんなが泥臭く頑張って来ました。

そして、決勝終了後、赤羽さんから頂いた一言。

「大ホームランどころか、場外ホームランだ」。


「場外ホームラン」・・・



applim、 飛距離150m達成。

本当に嬉しかった。


そんなスタッフの泥臭い話は、代表久野のブログに詳しく書いてあります。


この3ヶ月、いろいろありました。
applimのこと、考えてばっかでした。

思えば、applimのことばっか考え過ぎて、ampmの看板がapplimに見えたこともありました。

その2日後、セブンイレブンもapplimに見えました。
いや、これはさすがに嘘です。


いろいろあったけど、ここまでこれたのは、スタッフや協賛企業様を始め、applimを通じて出会った社会人の方々、学生の方々のおかげです。

applim関わってくれた全ての人たち(約1000人)に感謝したいと思います。
本当にありがとうございました。

よかったなー。本当に。


次は、何をしようか考え中です!
では!

2 件のコメント:

  1. くのりむ。2010年7月16日 2:16

    appleはリアルにapplimに見えたよね。

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  2. ほんとにありがとうございました!

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